速聴・速聴機の歴史を知ろう

「速聴」が誕生したのは1953年。すでに50年の歴史があります。

最初に「速聴機」なるものが開発されたのはアメリカ。ベル・テレフォン中央研究所をはじめ、さまざまな研究機関で開発は進められ、試作品が誕生しました。75年にケンブリッチ・リサーチ&ディベロップメント・カンパニーが初の実用機を完成させたことに伴い、陸軍が速聴の効果を調べるために実験を行ったのです。結果、速聴が脳力開発に有効であることが立証されました。ところが、当時の速聴機はアナログ式回路。不鮮明な音質は聴き取りにくく、速度は通常の2.5倍が限界でした。

脳力開発のツボであるウェルニッケ中枢(言語をつかさどる左脳内の領域)を十分に活性化させるには、2.7倍速以上のスピードが必要であるとして、速聴機の開発は一時中断。

しかし88年に、日本でデジタル式回路の開発に成功しました。99年には世界初の4倍速の実用速聴機が誕生しました。さらにコンパクトディスク(CD)も普及し、通勤電車の中や休み時間など、わずかな合間を利用する速聴トレーニングが可能になったのです。

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